リィラの音楽時間

高木リィラのブログです。打楽器、マリンバ、ヴィブラフォン、パイプオルガンなどの演奏活動のほか、広島で「リィラ音楽教室」を開いています。「Leela(リィラ)」とは、サンスクリット語で「神の遊び」「宇宙的な戯れ」などを意味します。

リィラ音楽教室の公式サイトができました!

f:id:LeelaTakaki:20160713162414p:plain

 

リィラ音楽教室の公式サイトができました。

megami13.wixsite.com

 

オンラインでレッスンのご予約ができます。

 

私が音大受験生だったころ、

毎週1回、打楽器のレッスンで往復4時間かけて先生のところへ通い、

月に2回、ソルフェージュ(歌と聴き取り)のレッスンで往復4時間、

その他に、ピアノやソルフェージュを近所の先生のところへ週一回、

 

今思うと、相当、時間とエネルギーをかけて

受験勉強をしていました。

当時はそういう意識はありませんでしたが。

 

レッスン以外にも、

当然、家で課題になった曲を練習する時間があるわけです。

 

音楽家には、ジャンルに関わらず、

このような、人からは目に観えない努力の時間というものが、

かなりあると思います。

 

1つの曲を演奏できるようになるまで、

あるいは1つの曲を作曲できるようになるまで、

そこへ至る道のりは長く、

相当な情熱と努力が注がれています。

 

ですから私は、

音楽家がもっとリスペクトされてもよいのでは、

といつも思うのです。

 

演奏できて当たり前、

作曲できて当たり前、

それが音楽家だ。

と思われるかもしれませんが、

 

iTuneで1曲250円とか、

そんな安い値段で自分の曲を売らなければならないなんて、

あまりに悲しすぎる。

 

プロの写真だったら、1枚1万円でも

高いとは思わないかもしれません。

だけど1曲1万円では、

だれも曲を買わないのではないでしょうか?

 

私は写真表現も行なっていますが、

自分の撮影した写真が

大判で1枚2〜3万円で売れることがあります。

1枚の写真を撮るのと、

1曲の曲を創るのとでは、

曲を創る方がはるかに時間がかかることは事実です。

写真の場合、1枚の中に凝縮して

相当の気合とエネルギーがこもっているのですが、

そこは1枚と1曲とが、

私の中では等価であるといえます。

 

しかし写真と音楽とを比較した時、

一般の人は写真の方により価値を置き、

高いお金を払うことも事実です。

 

写真という「視覚」藝術と、

音楽という「聴覚」藝術との明らかな差です。

 

私たちの五官は視覚に90%使われているという事実からして、

「観(み)」るという体験にはそれなりの代価を支払うわけです。

 

これからは「音」に対する感性をひらく楽しみを、

もっと多くの方々と分かち合いたい!

 

そんな思いから、リィラ音楽教室を開きました。

 

「塀の中からレシピだよ! 〜プロローグ〜」 テキスト by 高木リィラ

西瀬戸メディアラボの記事をシェアします。

 

「塀の中からレシピだよ!〜プロローグ〜」
テキスト by 高木リィラ

今年の春、
「塀の中」つまり某所に収監されてしまった
夫から届いた手紙のなかに、
時々、夫婦で作って食べていた、
手づくりチョコレート・ムースを
もっと美味しくするプラスαの秘伝レシピが?!

『チョコレート・ムースを大きめに割って少なめに盛り、
チョコレート・リキュールをかける以外に、
コンデンス・ミルクをほんの少々、
それからオレンジ・ピールを少しのせ、
クラッシュ・アーモンドを振り、
最後にミントの華を飾る。
レシピは以下の通り。』(カップ2~3個分)


☆牛乳 100cc
☆生クリーム 100cc
☆ココア 適量(お好みの濃さに味見をしながら調整)
☆砂糖(できればヤシ砂糖、黒砂糖など、風味のあるもの)
☆ゼラチン 一袋(5グラム)
☆お湯 50㏄
1:50ccのお湯を沸かし、ゼラチンをふやかしておく。
2:牛乳を鍋に入れて火にかけ、沸騰する前にココアの粉と砂糖を入れ、泡立て器でよくまぜる。
3:火を止めて固まったゼラチンを鍋に入れ、ゆっくりかき混ぜて溶かす。
4:生クリームをゆっくり流し入れて、滑らかになるまでかき混ぜる。
5:4をボウルなどに流し入れ、ラップをかけて冷蔵庫で2〜3時間以上冷やす。
*ポイント:最後の5の行程で、茶こし等で漉しながらボウルに入れると、滑らかさがより一層アップ。、、、、とのこと。


私の夫が何者で、
また、どんな理由で収監に至ったか、
その複雑怪異な理由は
このサイトで
少しずつお話ししたいと思います。
その前に、まずはこのビックリするほど
美味しいスィーツ
ご一緒に味わってみませんか?

 

追記:
 チョコレート・ムースを載せているお皿は、沖縄の作家、稲嶺清吉氏の「琉球泡ガラス」。この素敵なガラス食器は、載せた食べ物がおいしくなるし、コップに入れた水が美味しくなるのです。

 

f:id:LeelaTakaki:20160708212003j:plain

高木リィラのプロフィール

2016年7月23日に開催されるライブ

「旅と春駒、その友人のカレーをめぐる冒険 episode #2」

イベントページで出させていただいた、

高木リィラのプロフィールをこちらでご紹介させていただきます。

 

・・・・・

 

★高木リィラ / 打楽器奏者・水中身体表現

 

幼少より音楽に親しみ、打楽器、パイプオルガン、ピアノ、ヴォイスなどを表現媒体として、約80曲のオリジナル作品を創作。

 

トルコ、東南アジア、パラオ、沖縄、小笠原諸島等への旅体験を経て創られた多様な作品群は、独自の世界観が息づいた「オンリー・ワン」の音楽であるとの高い評価を得ている。

 

これまでにオリジナル・アルバム、『メドゥーサ』『アルテミス』『木花佐久夜姫』『ニイルピトゥ』『マンドラゴラ』のほか、J.S.バッハのオルガン曲集『たまふりオルガン』をリリース。

『アルテミス』の最後の曲(太霊道奉讃歌)では、一人で100トラックのコーラスを重ねるなど、大胆なプローチも話題となった。

 

また、写真家でもある夫・高木一行[たかきかずゆき]とのコラボレーションによるスライドショー作品も多数。

 

現在は写真や身体表現による藝術作品づくりも意欲的に展開中。

東京藝術大学音楽学部打楽器科卒業。広島で「リィラ音楽教室」を主宰する。

 

★高木一行 / 水中写真表現

当日店内設置のプロジェクターで高木リィラさんを水中撮影した作品をスライドショーで上映致します。

★三代目春駒 / 歌・ギター・ウクレレ・フトゥヤラ and more...

 

f:id:LeelaTakaki:20160628164446j:plain

↑バリ・ウブドにて。

旅と春駒、その友人のカレーをめぐる冒険 episode #2

三代目春駒さんとのライブ、

「旅と春駒、その友人のカレーをめぐる冒険 episode #2」

のフライヤーが完成しました!

 

f:id:LeelaTakaki:20160622230352j:plain

 

ライブ中、パラオの海で撮影された

「水中パフォーマンス」や、

エルニドなどの南国の花、密林の風景など

エキゾチックな雰囲気たっぷりの、

夏らしいスライドショーが上映されます。

 

そして、ライブで特別販売となる

水中パフォーマンス・スライドショーDVDには、

高木リィラの新しいオリジナル音楽がつきます!

・・・といっても、

今から創作するのですが。

 

リィラ音楽教室に入った

可愛らしいピアノを使って、

涼しげな曲ができたらいいな〜、と

思っています。

 

・・・・・

「旅と春駒、その友人のカレーをめぐる冒険 episode #2」

7月23日(土)

オープン/18:30

スタート/19:30

出演/三代目春駒、高木リィラ

料金/2500円(要1ドリンクオーダー、カレー希望者は別料金)

問い合わせ/音cafeLuck

広島市中区鶴見町3-19

電話 090-6839-0103

 

 

猫の目線 その1(by 西瀬戸メディアラボ)

ある日の午後、愛猫の散歩をしながら、

「猫目線」で風景をみてみた。

土の上に、腹ばいになって(笑)。

すると、、、

なんてことでしょう、

ふだんは上からしかみない

ドクダミの花が、

真横からみると、

すごく面白い♪(下の写真)

発見に満ちた人生を送るには

ものの見方、考え方を

変えるといいと言われているけど

180度は難しくても、

猫の視線を借りるだけで

90度くらいなら、

変えられそう♪

f:id:LeelaTakaki:20160615164300j:plain

 

・・・・・

猫の目線でものごとを観察すると、

普段気づけないような、

スゴイ発見があるのです。

猫から学ぶ・・・

これは人生の極意かも。

 

楽器演奏の極意! どなたでもすぐ実践できる「あの方法」とは・・・?

音楽演奏をする者にとって、
どうしたら楽器が上手になるか、
熟達できるか、ということは、
一番の関心ごとだと思います。

「リィラ音楽教室」
生徒さんに指導させいただく中で、
私自身にもさまざまな気づきが訪れました。

皆さんは、
どんな方法で楽器を練習されるでしょうか?

人それぞれ、色々な方法があるでしょう。

長年培ってきたカリキュラム、
ハードなトレーニング、
ピアノなら指の運指法とかスケール(音階)、
太鼓なら「ひとつ打ち」「ふたつ打ち」などなど・・・。

それらさまざまな練習をする前に、
基本中の基本であるところの、
「楽器そのものと向き合い、楽器そのものから学ぶ」
ことが、
なんと、どなたでもすぐに実践できるメソッド(術)として
存在するのです!

私も最近、
あらためてこのメソッドを実践してから
楽器に向かい合うことで、
驚異的な熟達が起こることを再確認し、
嬉しい悲鳴をあげております。

熟達、というのは、
たんに表面的なテクニックの問題ではありません。

テクニックもあとからついてきはしますが、
一番大事なのは、
「楽器そのものが、あなたの演奏を引き出してくれる」
「楽器そのものが、あなたと共同して音楽を奏でてくれる」
という、
いわば、「極意」に属するものです。

それは何かというと・・・

「かしわ手を打つ」

え?
と思われた方もいらっしゃるでしょう。

神社でお参りする時、
誰もが行なう、あの行為です。
 
楽器に対して、敬意を込めながら、
女神、神に対して祈りを捧げるような境地で、
かしわ手を打つのです。

ここで「そんなの馬鹿らしい」と思ってしまわれた方は、
残念ながら、楽器に対する敬意がないため、
表面的な演奏で終わってしまう可能性が大です。

テクニックはすごいけど、なんかつまらない演奏ってありますよね。

自分が楽器を弾く、
自分が楽器をコントロールする、といった、
「自分」中心の演奏だと、
楽器そのものから立ち現れる
ナチュラルな演奏になかなかなりません。

だからこそ、ありったけの愛と
敬意をこめて、

祈りを捧げるつもりで、
最愛の楽器に対して、
かしわ手を打ってみてください!

ちなみに、歌を歌われる方は、
自分自身に対して、かしわ手を打ちます。

身体が楽器なのですから、
自分自身に敬意を払うことで、
より一層、魅力的な声が惹き出されるでしょう。

実は、かしわ手の打ち方にも
作法があります。
その作法も含め、
さらなる極意は、
次回以降に・・・・。

f:id:LeelaTakaki:20160605184925j:plain

リィラ音楽教室のマリンバ(写真)。コオロギというメーカーの楽器です。

リィラ音楽教室のパイプオルガン!でバッハの小フーガト短調を弾いたら・・・。

オルガニストの永遠の憧れ、バッハのオルガン曲。

バッハほど、オルガンの魅力を惹き出した作曲家はいないのでは、

と思えるほどに、

その奥深さは計り知れません。

弾くたびに、音楽の深淵へ飛び込むような、

スリリングな曲。

『小フーガト短調』を、

リィラ音楽教室のパイプオルガンで弾いてみました!


バッハのオルガン曲『小フーガト短調(BWV578)』Bach, "Little" Fugue in G minor,