楽器演奏の極意! どなたでもすぐ実践できる「あの方法」とは・・・?
音楽演奏をする者にとって、
どうしたら楽器が上手になるか、
熟達できるか、ということは、
一番の関心ごとだと思います。
「リィラ音楽教室」で
生徒さんに指導させいただく中で、
私自身にもさまざまな気づきが訪れました。
皆さんは、
どんな方法で楽器を練習されるでしょうか?
人それぞれ、色々な方法があるでしょう。
長年培ってきたカリキュラム、
ハードなトレーニング、
ピアノなら指の運指法とかスケール(音階)、
太鼓なら「ひとつ打ち」「ふたつ打ち」などなど・・・。
それらさまざまな練習をする前に、
基本中の基本であるところの、
「楽器そのものと向き合い、楽器そのものから学ぶ」
ことが、
なんと、どなたでもすぐに実践できるメソッド(術)として
存在するのです!
私も最近、
あらためてこのメソッドを実践してから
楽器に向かい合うことで、
驚異的な熟達が起こることを再確認し、
嬉しい悲鳴をあげております。
熟達、というのは、
たんに表面的なテクニックの問題ではありません。
テクニックもあとからついてきはしますが、
一番大事なのは、
「楽器そのものが、あなたの演奏を引き出してくれる」
「楽器そのものが、あなたと共同して音楽を奏でてくれる」
という、
いわば、「極意」に属するものです。
それは何かというと・・・
「かしわ手を打つ」
え?
と思われた方もいらっしゃるでしょう。
神社でお参りする時、
誰もが行なう、あの行為です。
楽器に対して、敬意を込めながら、
女神、神に対して祈りを捧げるような境地で、
かしわ手を打つのです。
ここで「そんなの馬鹿らしい」と思ってしまわれた方は、
残念ながら、楽器に対する敬意がないため、
表面的な演奏で終わってしまう可能性が大です。
テクニックはすごいけど、なんかつまらない演奏ってありますよね。
自分が楽器を弾く、
自分が楽器をコントロールする、といった、
「自分」中心の演奏だと、
楽器そのものから立ち現れる
ナチュラルな演奏になかなかなりません。
だからこそ、ありったけの愛と
敬意をこめて、
祈りを捧げるつもりで、
最愛の楽器に対して、
かしわ手を打ってみてください!
ちなみに、歌を歌われる方は、
自分自身に対して、かしわ手を打ちます。
身体が楽器なのですから、
自分自身に敬意を払うことで、
より一層、魅力的な声が惹き出されるでしょう。
実は、かしわ手の打ち方にも
作法があります。
その作法も含め、
さらなる極意は、
次回以降に・・・・。
リィラ音楽教室のマリンバ(写真)。コオロギというメーカーの楽器です。