リィラの音楽時間

高木リィラのブログです。打楽器、マリンバ、ヴィブラフォン、パイプオルガンなどの演奏活動のほか、広島で「リィラ音楽教室」を開いています。「Leela(リィラ)」とは、サンスクリット語で「神の遊び」「宇宙的な戯れ」などを意味します。

メディテーション・ライブ ご報告

昨日(2017年2月12日)、

メディテーション・ライブが無事終了しました。

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ライブのプログラム・・・

スタートはタンバリンとヴォイス、電子音楽のクロスオーバー作品。

ダンサブルな曲を創りたくて、一風変わったスタイルの演奏となりました。

 

そして、マリンバによる無伴奏チェロ組曲

 

次に昨年の<音遊びコンサート>で初お披露目した新曲、

『ファイアワークス』を、電子音楽とクロスオーバーしてヴィブラフォンで演奏。

 

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今回、「クロスオーバー・リスニング」という方法で、

音楽をひとつひとつの楽器に分解して聴くという実験を行ないました。

 

私の楽曲『愛の捧げもの』の冒頭部分を例に、

5つの楽器を重ねて創られている部分を、

ひとつずつ楽器を分け、重ねながら聴くことで、

最初は一塊だった音楽が、

5つのセクションからなる多層的なものであることを体感していただきました。

 

この『愛の捧げもの』を、マリンバと歌の弾き語りで演奏。

 

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パイプオルガンでは、

バッハのプレリュード(変ホ長調)の冒頭部分を始めに演奏しました。

この曲は5つの声部からできているのですが、

最初にソプラノ(一番上のメロディー)、とバス(一番下の低音部)を

それぞれ1つずつ聴いていただき、

次にソプラノとバスの2つの声部をクロスオーバーして聴いてみると、

曲の構造が整理整頓されてシンプルにわかりやすく理解できます。

 

2曲目はバッハのオルガン・コラール『装いせよ、おお、我が魂よ』。

この曲は一般的にはあまり知られていませんが、

シューマンメンデルスゾーンが絶賛した名曲です。

さらに、オルガニストの中にもこの曲をこよなく愛する人が多く、

ある女性オルガニストが、

「私のお葬式の時、このコラールをかけてほしい」とおっしゃっていました。

 

最後に、ピアノでモーツァルトの『トルコ行進曲』を弾いて、終了しました。

 

あっという間に時間が過ぎ、

終了後はお取り寄せした

越前三國湊屋の「梅焼き鯖寿司」を皆でいただきました^^

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〆は北欧紅茶「サージョン・ブレンド」と、

チョコレート・ムース。