リィラの音楽時間

高木リィラのブログです。打楽器、マリンバ、ヴィブラフォン、パイプオルガンなどの演奏活動のほか、広島で「リィラ音楽教室」を開いています。「Leela(リィラ)」とは、サンスクリット語で「神の遊び」「宇宙的な戯れ」などを意味します。

楽器演奏の極意! どなたでもすぐ実践できる「あの方法」とは・・・?

音楽演奏をする者にとって、
どうしたら楽器が上手になるか、
熟達できるか、ということは、
一番の関心ごとだと思います。

「リィラ音楽教室」
生徒さんに指導させいただく中で、
私自身にもさまざまな気づきが訪れました。

皆さんは、
どんな方法で楽器を練習されるでしょうか?

人それぞれ、色々な方法があるでしょう。

長年培ってきたカリキュラム、
ハードなトレーニング、
ピアノなら指の運指法とかスケール(音階)、
太鼓なら「ひとつ打ち」「ふたつ打ち」などなど・・・。

それらさまざまな練習をする前に、
基本中の基本であるところの、
「楽器そのものと向き合い、楽器そのものから学ぶ」
ことが、
なんと、どなたでもすぐに実践できるメソッド(術)として
存在するのです!

私も最近、
あらためてこのメソッドを実践してから
楽器に向かい合うことで、
驚異的な熟達が起こることを再確認し、
嬉しい悲鳴をあげております。

熟達、というのは、
たんに表面的なテクニックの問題ではありません。

テクニックもあとからついてきはしますが、
一番大事なのは、
「楽器そのものが、あなたの演奏を引き出してくれる」
「楽器そのものが、あなたと共同して音楽を奏でてくれる」
という、
いわば、「極意」に属するものです。

それは何かというと・・・

「かしわ手を打つ」

え?
と思われた方もいらっしゃるでしょう。

神社でお参りする時、
誰もが行なう、あの行為です。
 
楽器に対して、敬意を込めながら、
女神、神に対して祈りを捧げるような境地で、
かしわ手を打つのです。

ここで「そんなの馬鹿らしい」と思ってしまわれた方は、
残念ながら、楽器に対する敬意がないため、
表面的な演奏で終わってしまう可能性が大です。

テクニックはすごいけど、なんかつまらない演奏ってありますよね。

自分が楽器を弾く、
自分が楽器をコントロールする、といった、
「自分」中心の演奏だと、
楽器そのものから立ち現れる
ナチュラルな演奏になかなかなりません。

だからこそ、ありったけの愛と
敬意をこめて、

祈りを捧げるつもりで、
最愛の楽器に対して、
かしわ手を打ってみてください!

ちなみに、歌を歌われる方は、
自分自身に対して、かしわ手を打ちます。

身体が楽器なのですから、
自分自身に敬意を払うことで、
より一層、魅力的な声が惹き出されるでしょう。

実は、かしわ手の打ち方にも
作法があります。
その作法も含め、
さらなる極意は、
次回以降に・・・・。

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リィラ音楽教室のマリンバ(写真)。コオロギというメーカーの楽器です。

リィラ音楽教室のパイプオルガン!でバッハの小フーガト短調を弾いたら・・・。

オルガニストの永遠の憧れ、バッハのオルガン曲。

バッハほど、オルガンの魅力を惹き出した作曲家はいないのでは、

と思えるほどに、

その奥深さは計り知れません。

弾くたびに、音楽の深淵へ飛び込むような、

スリリングな曲。

『小フーガト短調』を、

リィラ音楽教室のパイプオルガンで弾いてみました!


バッハのオルガン曲『小フーガト短調(BWV578)』Bach, "Little" Fugue in G minor,

高木リィラ、地元広島でのライブ出演決定しました!

2016年7月23日(土)、広島市中区

「音Cafe Luck」にて、

「旅と春駒、その友人のカレーをめぐる冒険 episode #2」

に、高木リィラが出演させていただくことになりました。

 

どんなプログラムにするか、

何の楽器を使うか、

ワクワクしながら準備中。

 

何と、主催者・三代目春駒さんが、

このライブのために、セッション用の新曲を書いてくださるそうです!

 

「宇宙で一番うまいカレー」、

食べたい・・・(by カレー好きなリィラ)。

 

・・・・・

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<以下、春駒さんの記事より>

2016年7月23日(土)、
広島市中区鶴見町
「音cafeLuck」にて
「旅と春駒、その友人のカレーをめぐる冒険
episode#2」決定。
音楽の越境者、三代目春駒が
今回招いたのは
東京藝大打楽器科卒の
ミュージシャン&身体パフォーマー
高木リィラ(写真)。
もちろん、音cafeLuckが作る
この日一夜限りの
「宇宙で一番うまいカレー」にも
乞うご期待♪
詳細はまた。

深遠なる広島弁の世界 その1(from 西瀬戸メディアラボ)

 最近、Facebook『西瀬戸メディアラボ』のページで、新参ライターとして記事を投稿させていただいています。

 地元、広島から発信される、超ローカルな話題。

 何気ない日常の一こまを楽しんでいただければと思いながら、書いています。

 

 ・・・・・

「深遠なる広島弁の世界 その1」

 東京から広島の地に嫁いで◎◎年。
 近所のレストランの前を車で通るたび、
看板に書いてある文字、
「うも〜ていけんわ」
 の意味がわからず、
「一体、”うも〜ていけんわ”って、何だろう?」と、
頭を悩ませていた。
 10年くらいずっとわからないまま
時が過ぎ(それが広島弁であるという認識もなかった)、
ある日突然、あっけなく謎が解決!
 
 車で隣に乗っていた夫に、
「うも〜ていけんわ」って、なに?
と聞くと、
「おいしくてしょうがない」っていう意味でしょ! 
と、してやったりの笑顔♡
 広島弁談義は、その後、
さらに奥深い領域へと続くのでした・・・。

 

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マリンバで無伴奏チェロ組曲を弾いてみた。

リィラ音楽教室に常設のマリンバという楽器。

これも打楽器の一種なのですが、ピアノと同じように鍵盤が並んでいます。

 

一つ一つの鍵盤は、ローズウッドという硬質の木でできています。

だから、木の暖かいぬくもりのある音がします。

 

チェリストのバイブルともいわれるバッハの『無伴奏チェロ組曲』をマリンバで弾くと・・・・・?

 


マリンバの音(無伴奏チェロ組曲より)by 高木リィラ(リィラ音楽教室)

トルコの太鼓「クドゥム」はどんな音?


トルコの太鼓「クドゥム」、高木リィラの秘密兵器!

 

リィラ音楽教室に常設の、ちょっと珍しいペアの太鼓。

トルコのスーフィー音楽で使われる神聖な楽器「クドゥム」といいます。

 

夫とトルコへ旅した時、イスタンブールの楽器店で買ってきたものです。

いつまでも色あせない音。よい楽器というのは宝ですね。

 

どんな音がするか、聴いてみてくださいね!

「リィラの音楽時間」、はじまりました。

みなさま、高木リィラと申します。

よろしくお願いします。

 

広島で、演奏&作曲&教室 などの音楽活動をしています。

 

広島は、「文化不毛地帯」といわれていて、有名なアーティストの全国ツアーがあっても、東京〜名古屋〜大阪〜岡山までいったら、広島を通り越して福岡に行ってしまうという、何とも悲しい土地柄ではあります。

 

とはいえ、日本のミュージシャンは広島出身の方がとても多いそうです。

 

何だか、不思議ですね。