リィラの音楽時間

高木リィラのブログです。打楽器、マリンバ、ヴィブラフォン、パイプオルガンなどの演奏活動のほか、広島で「リィラ音楽教室」を開いています。「Leela(リィラ)」とは、サンスクリット語で「神の遊び」「宇宙的な戯れ」などを意味します。

カラヤン曰く、「世界の国歌の中で最も荘厳な曲」、『君が代』談義

君が代』って、いい曲だよなあ・・・。


カール・ベームの「君が代」

 

オリンピック等で、わが国の国家がしめやかに鳴り響くたびに、

そう思っていた。

 

とかく、偏った思想と絡められがちな『君が代』だけど、

純粋に、音楽として、評価されたことはあまりないような気がする。

(調べたら、かつて国家コンクールで1位をとったそうです。)

 

君が代』の歌詞がたとえなかったとしても、

インストゥルメンタルだけの曲だったとしても、

この曲には唯一無二のオリジナリティーがある。

 

これから何が始まるんだろうと予感させる、

ある種の不気味さをともなったイントロ。

「え? そう来るんですか?」と思わせるサビ。

エンディングの、あの何とも不思議な終わり方。

藝術作品が持つ、「(岡本太郎曰く)いやったらしさ」を具現化したような曲だ。

聴くたびに、新鮮な感動を覚えてしまう。

 

ある時、テレビ番組で『君が代』が流れた時、

夫に「君が代って、いい曲だよね」とぽつりと言うと、

夫も「うん・・・」と。

 

最近、ある方のツイートで、あのカラヤンも『君が代』を絶賛していたことを知った。

カラヤン曰く、「『君が代』は、世界国家の中でも、もっとも荘厳な曲」。

 

確かに、日本人だからというひいき目があるとしても、

君が代』は、日本が世界に誇れる音楽だと思う。

 

・・・・・

 

ちなみに、私の夫は国家権力によって弾圧された人権被害者なので(現在、冤罪で服役中)、

私は決して、右翼よりの思想を持っているわけではない。

それでもやはり、『君が代』は素晴らしい・・・。