カラヤン曰く、「世界の国歌の中で最も荘厳な曲」、『君が代』談義
『君が代』って、いい曲だよなあ・・・。
オリンピック等で、わが国の国家がしめやかに鳴り響くたびに、
そう思っていた。
とかく、偏った思想と絡められがちな『君が代』だけど、
純粋に、音楽として、評価されたことはあまりないような気がする。
(調べたら、かつて国家コンクールで1位をとったそうです。)
『君が代』の歌詞がたとえなかったとしても、
インストゥルメンタルだけの曲だったとしても、
この曲には唯一無二のオリジナリティーがある。
これから何が始まるんだろうと予感させる、
ある種の不気味さをともなったイントロ。
「え? そう来るんですか?」と思わせるサビ。
エンディングの、あの何とも不思議な終わり方。
藝術作品が持つ、「(岡本太郎曰く)いやったらしさ」を具現化したような曲だ。
聴くたびに、新鮮な感動を覚えてしまう。
ある時、テレビ番組で『君が代』が流れた時、
夫に「君が代って、いい曲だよね」とぽつりと言うと、
夫も「うん・・・」と。
最近、ある方のツイートで、あのカラヤンも『君が代』を絶賛していたことを知った。
カラヤン曰く、「『君が代』は、世界国家の中でも、もっとも荘厳な曲」。
確かに、日本人だからというひいき目があるとしても、
『君が代』は、日本が世界に誇れる音楽だと思う。
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ちなみに、私の夫は国家権力によって弾圧された人権被害者なので(現在、冤罪で服役中)、
私は決して、右翼よりの思想を持っているわけではない。
それでもやはり、『君が代』は素晴らしい・・・。